4月19日(月)に高床山にギフチョウの
卵を採集に行って来ました。ギフチョウは
カンアオイの葉っぱの裏に卵を産み付けます。
なかなか卵が見つからず苦労しましたが,
講師の方が見つけてきてくれました。
ギフチョウの卵は薄緑色をしていて,真珠の
ように美しくとても神秘的です。
子どもたちは触ってみたい気持ちを押さえ
ながら,じっくりと卵の様子を観察しました。
いよいよギフチョウの飼育が始まります。
この貴重な卵を3年生みんなで大切に育てて
いきたいと思いました。
高床山からとってきたギフチョウの卵を学校の
中庭のメタセコイヤの木の近くに置きました。
とってきたカンアオイも一緒に植えました。
卵を誰かが触ったら,ギフチョウしんじゃうよ」
「ギフチョウがここにいるって全校に知らせた方が
いいよ」
子供たちと相談し,全校朝会で全校のみなさんに
ギフチョウの卵に触らないようにお願いしたり,
校舎内にギフチョウの場所を知らせるポスターを
掲示したりすることにしました。
また,ギフチョウを入れている木箱の近くに看板を
設置し,誰でもギフチョウの卵を見にきてもらえる
ようにしました。看板には子どもたちが作った
ギフチョウのミニチュアが飾ってあります。
全校のみなさんやおうちの方々にもぜひギフチョウを
見てもらいたいという願いが込められています。
5月8日(土)の朝,様子を見にきた子どもが,卵の
孵化を見つけました。5月10日(月)は朝から
教室は大騒ぎ。
「はじめは頭が黒くて体は茶色だったけど,今日
学校に きたらみんな真っ黒になってい。」
と教えてくれました。図鑑ではなかなか分かり
にくかった背中のすじや毛の様子もじっくり観察
することができました。また,必ず兄弟が集まって
整列して休息をとる習性があることも分かりました。